この記事を印刷する この記事を印刷する

通信電力(平成23年第1回)問題1-5

(5) 次の問いの【  】内の(ク)に適したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。

高周波スイッチング整流装置の特徴について述べた次のA~Cの文章は、【(ク) ⑥ B、Cが正しい 】。

A 高周波スイッチング整流装置は、サイリスタ整流装置と比較して、高周波化によりトランス、フィルタなどは小形・軽量化されるが、装置構成が複雑になり、定電圧制御、垂下制御の高速化は図れない。

B 高周波スイッチング整流装置は、サイリスタ整流装置と比較して、一般に、高周波化に伴うトランス巻数の減少による銅損の減少、変圧器鉄心の小形化による鉄損の減少、フェライトコアの採用に伴う高周波ヒステリシス損の減少などにより、変換効率を上げることができる。

C サイリスタ整流装置では、商用入力をトランスで絶縁、変圧してから整流しているが、高周波スイッチング整流装置では、高周波トランスの前段で、商用入力を直接整流しているため、整流素子に雷サージが侵入しないように、耐力が十分なサージアブソーバを対地間及び各線間に設けて装置を保護している。

<(ク)の解答群>
① Aのみ正しい   ② Bのみ正しい   ③ Cのみ正しい
④ A、Bが正しい  ⑤ A、Cが正しい  ⑥ B、Cが正しい
⑦ A、B、Cいずれも正しい  ⑧ A、B、Cいずれも正しくない

<解説>
高周波スイッチング整流装置は、主に交流を直流に変換するAC/DCコンバータです。

Aは、 高周波のパルス幅制御が行えることから、定電圧制御、垂下制御の高速化が可能なため誤りです。
高周波スイッチ整流装置の構成
図の引用:NTT技術史料館 http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/

(類題)
通信電力(平成22年第1回)問題1-5で高周波スイッチング整流装置に関する問題が出題されています。

(2015.6.9追記)
サイリスタ整流装置の構成は下図のようになっています。
図のように、入力は変圧器(トランス)で所定の電圧に変圧した後に整流を行っています。
これに対して、高周波スイッチング整流装置は、上図のように直接整流部に直接入力されるため、素子へ雷サージの影響が顕著になります。このためサージアブソーバを設けることで雷サージの影響を低減する対策が必要となります。
サイリスタ整流装置でも当然、雷サージの影響を受けます。高周波スイッチング整流装置に比べ影響が少ないという位置づけです。
サイリスタ

カテゴリー: 資格, 電気通信主任技術者 タグ: パーマリンク

通信電力(平成23年第1回)問題1-5 への2件のフィードバック

  1. 岡本 のコメント:

    Cについてもう少し詳しい解説をお願いします

    • 管理人 のコメント:

      記事に追記をしてみました。
      専門分野ではないので、詳しく記載ができないのですが、多少は補足になったでしょうか。

コメントは停止中です。