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通信電力(平成22年第1回)問題2-4

(4) 次の問いの【  】内の(キ)に適したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。

高圧需要家における地絡保護協調などについて述べた次のA~Cの文章は、【(キ) ⑦ A、B、Cいずれも正しい 】。

A 高圧受電用地絡継電装置は、感度電流値を適正に選定すれば、配電用変電所の地絡保護装置との動作協調が問題なくとれる場合が多い。

B 高圧需要家構内の高圧受電ケーブルが長い場合などには、同一系統内のほかの需要家の構内で発生した地絡事故により地絡継電装置が不必要動作することがある。このような場合に、地絡継電装置を地絡方向継電装置に変更することは、有効な対処策である。

C 地絡継電装置は、検出感度が高いほど広範囲に保護できるが、誤動作や不必要動作が発生する危険性が高くなる。

<(キ)の解答群>
① Aのみ正しい  ② Bのみ正しい  ③ Cのみ正しい
④ A、Bが正しい ⑤ A、Cが正しい ⑥ B、Cが正しい
⑦ A、B、Cいずれも正しい  ⑧ A、B、Cいずれも正しくない

<解説>
Aですが、問い(3)Cが解ければ、地絡保護協調についても同じ考えでOKです。

Bは構内側がケーブル敷設となっている場合(需要家の多くがCV、CVTケーブルによる施設です)ケーブルの対地静電容量によって、零相電流が増加するため、零相電流のみを検出する地絡継電器(以下、GR)では不必要動作となることがあります。この場合は、電圧(ベクトルによる方向判別)と零相電流を併用する地絡方向継電器(以下、DGR)により対策をおこないます。
また、他所での地絡事故でもGRでは不必要動作となるため(例:隣の工場で地絡事故が発生したときに、自分の工場もGR動作で停電する)、DGRを施設することが望ましいです。

Cは、感度を高くしすぎると、題意のとおりの問題を引き起こすため、ちょうどよい設定(適正整定値)にする必要があります。

カテゴリー: 資格, 電気通信主任技術者 タグ: パーマリンク